E02:ライフシフト時代のリカレント教育

2022年4月30日(土)14:00 – 15:00

キャリアチェンジが特別なことでなくなるのが、ライフシフトの一つの側面であるとすると、まさにそれを体現しているような、お三方の登壇。
「自分は決して典型でも代表でもない」と謙遜しつつも、産・官・学、それぞれの立場から思いの丈を語ります。「今までのキャリア、よく捨てられましたね」「越境したくてできる人は一体何が違うのか?」を話題に、社会に実際に大きな影響を与え続けている登壇者が、これまでに経験した大きなキャリアチェンジでの思いのコアを探ります。
そして、「社会がどのように変わるべきか」「どのような事業を提供するべきか」という課題に対しては、その結論を安直に求めることへの警笛と、その時に忘れてはならない「いま、ここ、私」という感覚とともに、問い続けることの重要性が改めて提示されます。行動することと考えることの関係性についても、大きな示唆が与えられ、挑戦してきた者のみが知る納得感が大きく共有される味わい深いセッション。
事業のあり方について、一般論に終始することの危うさを、どこかに抱き続けている人にお勧めします。

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お好きなセッションをお好きな時間に速度変更しながらご視聴いただきたい方におすすめです。

 

パネリスト

宮野 公樹

京都大学学際融合教育研究推進センター
准教授

京都大学学際融合教育研究推進センター准教授。
学問論、大学論、(かつては金属組織学、ナノテクノロジー)。総長学事補佐、文部科学省学術調査官の業務経験も。国際高等研究所客員研究員も兼任する他、
2021年5月一般社団法人STEAM Associationを設立し代表理事に。日本イノベーション学会理事。
2008年日本金属学会論文賞等の学術系の他、2019年内閣府主催第一回日本イノベーション大賞の受賞も。

前著「学問からの手紙—時代に流されない思考—」(小学館)は2019年京大生協にて一般書売上第一位。2021年2月発刊の近著「問いの立て方」(ちくま新書)。

濱松 誠

ONE JAPAN
共同発起人・共同代表

1982年京都生まれ。
2006年パナソニックに入社。海外営業、人事、(パナソニック初となる)ベンチャー企業出向、新規事業を担当。
本業の傍ら、2012年、個人・組織の活性化と共創をねらいとした有志の会「One Panasonic」を立ち上げる。
2016年NTTやトヨタなど、20-30代の同じ課題意識を持つ者たちを集め、「ONE JAPAN」を設立、代表に就任。挑戦の文化をつくるべく、共創、人材育成、意識調査・提言などを行う。現在55社約3000人。
2018年パナソニックを退職し、2019年から約1年間、夫婦の夢だった世界一周の旅へ。
帰国後は、ONE JAPANの活動に加えて、企業のコミュニティ支援・伴走を行う。現在は、育休中。
日経ビジネス「2017年 次代をつくる100人」に選出。
ONE JAPANとして「仕事はもっと楽しくできる(2018年)」、「大企業ハック大全(2021年)」を出版。

柴田 寛文

株式会社Ridilover
事業開発チームサブリーダー

事業開発チームサブリーダー。省庁、自治体事業統括。
平成20年に経済産業省に入省。東日本大震災後のエネルギー基本計画の検討、福島第一原発の廃炉・汚染水対策の計画策定業務等に従事。
平成27年10月から約3年間、人事交流にて、厚生労働省年金局事業管理課に在籍。年金受給に関わる様々な課題に対応する中から、現場の事務フローを意識しながら、「人」に着目した政策づくりのマインドが芽生え始める。
平成30年7月から、経済産業省に戻り、サービス政策課・教育産業室の総括補佐として、長女、長男(自閉症、知的障がい)の親として、「未来の教室」プロジェクトに従事。
令和2年5月から、ヘルスケア産業課の総括補佐として、ヘルスケア産業の振興、特に認知症になった人がいかに社会と共存するかに強い関心を持って政策作りを担当。
一貫して、教育・福祉・就労・経済等の問題意識を持って仕事をしてきており、参画後は、省庁、自治体等とのパブリックセクターのプロジェクトを統括。

浜田 肇

キリロム工科大学
グローバルエンゲージメント部門 シニアオフィサー

京都大学理学部卒(理学士)。青山学院大学文学部卒(文学士)。
日本で20年間、数学科教諭として勤務。その後、アメリカ・NY育英学園。
経産省主催・始動Next Innovator2020(第6期)に、中高教員として初選抜。
教員が民間の人と一緒に、17日間かけてSDGsを1日1項目ずつ深堀りして学ぶオンラインイベント「SDGs高校」を創立。2年連続1000名の集客を実現。
中高数学における「ポスト水道方式」を確立し、ITの学びとシームレスな数学教育の実現を目指す。
キリロムインターナショナルスクールでは、月や火星にも出ていく時代を見据え、キリロムの豊かな自然を生かした「サバイバル教育」と、「トライリンガル教育」の確立を夢見る。

※セッションタイトルとご登壇者は変更になる可能性があります。